Z会のデメリットは?幼児〜小学生の家庭で効いてくる4つの条件を、公式の規定から整理
Z会のデメリットは、教材の質よりも手続きと費用の規定に集まっています。公式に書かれている中で家庭に効いてきやすいのは、①手続締切日が月号・学年ごとに違う、②タブレットコースの専用端末は44,600円で申し込み後の中止を受け付けていない、③一括払いをやめたときの返金手数料は利用者の負担、④幼児コースは親子で取り組む教材が会費に含まれる、の4つです。どれも、カレンダー管理が苦にならず、親子の時間を取れる家庭にはほとんど効きません。このページでは中学・高校向けではなく、幼児〜小学生のコースに絞って書いています。
先に結論:4つのデメリットが効く家庭、効かない家庭
| デメリット | 効いてきやすい家庭 | ほとんど効かない家庭 |
|---|---|---|
| 締切日が月ごとに違う | 手帳やカレンダーで日付を管理するのが苦手 | スマホの予定に締切を入れる習慣がある |
| 専用タブレットの費用と中止不可 | 続くか分からないまま端末から始めたい | 紙のコースを選ぶ、または家のiPadで受講する |
| 一括払いの返金手数料 | 割引目当てで一括にして、早めにやめる可能性がある | 毎月払いで様子を見てから一括にする |
| 親子で取り組む教材(幼児) | 平日も週末も、子どもの横に座る時間が取れない | 週末に30分でも一緒に取り組める |
以下で、それぞれの根拠となる公式の記載を確認していきます。
デメリット1:手続締切日が、月号ごと・学年ごとに違う
多くの通信教育は「前月の○日まで」のように締切の日が決まっていますが、Z会は月号ごとに締切日が設定されています。公式の締切日一覧から、幼児と小学1〜3年生の日付を抜き出すと次のとおりです。
| 変更・中止したい月号 | 幼児 | 小学1・2年生 | 小学3年生 |
|---|---|---|---|
| 2026年12月号 | 11月11日 | 11月10日 | 11月3日 |
| 2027年1月号 | 12月14日 | 12月9日 | 12月2日 |
| 2027年2月号 | 1月13日 | 1月11日 | 1月5日 |
同じ月号でも、きょうだいの学年が違えば締切日が違います。年長の子と小学3年生の子がいる家庭なら、同じ12月号で8日の差があります。「前月の10日ごろ」と覚えていると、3年生の締切を過ぎてしまう、ということが起こりえます。対策は、締切日一覧をその都度開くか、年度の初めにまとめてスマホの予定に入れておくことです。
ほかの教材と並べると、違いがよく分かります。やめどきデータベースに載せている公式の記載では、こどもちゃれんじは「やめたい月号の前月5日」、ワンダーボックスは「最終利用月の前月10日」、スマイルゼミは「月末までの手続きで翌月から退会」と、いずれも毎月同じ日付の決まり方です(やめどきデータベース)。日付が毎月動くZ会は、それだけ「うっかり1か月延びる」可能性が高い作りだと言えます。逆に言えば、締切を管理する仕組みさえ家庭にあれば、このデメリットは消えます。
デメリット2:タブレットコースは、端末の負担が先に来る
小学生タブレットコースは、受講環境を満たす端末が必要です。Z会専用タブレット(第2世代)を買う場合、購入料金は44,600円(税込・送料込み)、補償サービスは月485円です。出典: zkai.co.jp/el/spec//確認日 2026-10-17
公式の締切日ページには、専用タブレットと補償サービスは申し込み後の中止を受け付けていない旨が書かれています(データベースの小学生コースの欄)。つまり、始めてすぐに合わないと分かっても、端末の費用は戻らない前提で考える必要があります。44,600円は、1年生のタブレットコースの毎月払い(月4,700円、公式の会費ページ)のおよそ9か月半分にあたります。補償サービスも、年度の受講終了月まで続いた後は自動で継続されるので、不要になったら手続締切日までにmy Zで止める必要があります。
一方で、条件を満たすiPad(iPadOS 17.0以降・Safariの最新版)でも受講できると公式に案内されています。出典: zkai.co.jp/el/environments-t12//確認日 2026-10-17 家にiPadがあれば、このデメリットはほぼ消えます。専用端末に途中解約の請求がつく他社の教材と比べるときは、この点が大きな違いになります。
デメリット3・4:一括払いの返金手数料と、幼児の「親子の時間」
一括払いの返金手数料は利用者の負担
Z会は12か月一括払いで毎月払いより15%、6か月一括払いで5%安くなります。途中でやめた場合は受講会費を精算し、払いすぎた分は返金されますが、その手数料は利用者の負担です。出典: zkai.co.jp/pre/price//確認日 2026-10-17 割引に引かれて一括にし、数か月でやめると、精算と手数料で割引の分が小さくなります。続けるか迷っている時期は、毎月払いのほうが身軽です。
幼児コースは、親子で取り組む教材が会費に含まれている
幼児コースの会費には、毎月の提出課題や年4回の体験型特別教材などが含まれています(年中の毎月払いで月3,980円)。出典: zkai.co.jp/pre/price//確認日 2026-10-17 親子で一緒に手を動かす時間が取れない家庭では、会費のうち使えない部分が出てきます。この点で「意味ない」と感じたときの確かめ方は、Z会の幼児コースが意味ないと感じたときの記事 にまとめました。
公式が示している良い点も、同じ物差しで見る
デメリットだけを並べるのは公平ではないので、同じ公式ページに書かれている、家庭にとって動きやすい点も挙げておきます。
- 入会金は無料
- 会費ページに「1カ月からご受講が可能です」とある(入会ページには、受講開始と同時の退会手続きはできないとも書かれている)
- 1・2年生は、難度の違うスタンダードとハイレベル、紙とタブレットのコースから選べ、締切日までの手続きで翌月から変更できる
出典: zkai.co.jp/el/e/price/、zkai.co.jp/pre/entry//確認日 2026-10-17
最低受講期間の縛りが短いこと、コースを中で変えられることは、「合わなかったらどうしよう」と迷う家庭にとっては、締切日の分かりにくさを差し引いても大きな利点です。
デメリットがあっても、Z会を選んでいい家庭
4つのデメリットは、どれも事前に知っていれば避けやすいものです。締切日を予定に入れておける、端末は家のiPadで済ませる、一括払いは様子を見てから、幼児は週末に一緒に取り組む。この4つができる家庭にとって、Z会のデメリットはほとんど問題になりません。
反対に、締切の管理も親子の時間も難しい家庭は、手続きが単純で、子ども一人で進めやすい型のほうが合うかもしれません。続かないことが悩みなら Z会の小学生コースが続かないときの記事 を、他の教材のやめやすさと並べて比べたいなら 幼児の通信教育をやめやすさで比べた記事 を見てください。